「もう1回使いたい」「これ好き」と思ってもらえる製品づくりができる環境


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Product Development div.

PROFILE
美容師、化粧品のカウンセリング販売、メイクアップアドバイザー、フェイシャル、店舗管理などを経験後、2013年のブランド創業間もないバルクオムに参加。
入社以来営業、PRなどを兼任し、現在は製品企画の全てを担う
MESSAGE 01.

入社を決めた理由は、プロダクトの良さと代表の人柄の良さ

BULK HOMMEに入社したきっかけは、2013年のブランド立ち上げどほぼ同時期に、たまたま友人から「一緒にブランドを作っていく仲間を探している人がいるから会ってみない?」と、代表の野口を紹介されたことです。
野口代表は今後の展望や欲しい人材の説明をし、「正直に感想を聞かせてほしい」と試供品を渡してくれました。当時はブランド立上げ直後のため、製品ラインナップは洗顔・化粧水・乳液のみです。
2013年当時のメンズスキンケアは、爽快感や手軽さを重視するが故に清涼成分を多用した、刺激が強く保湿力が弱いプロダクトが多い印象だったので、正直クオリティに期待はしていませんでした。また、私自身が元々カナリの敏感肌であること、経験上多くの人の肌を見てカウンセリングしてきたこと、自分が携わるかもしれない商品の品質には妥協したくないという信念があったこともあり、かなり慎重に確認した記憶があります。
実際に製品に触れて感じた最初の感想は、「これまでのメンズスキンケアとは明らかに違う」でした。素直に良いプロダクトだなと感じました。
処方コンセプト、美容成分の選定の仕方、爽快感よりも低刺激を重視しているところ、使用後のべたつきは少ないが保湿力はある。メンズスキンケアとしてのクオリティの高さはもちろん、女性でも使えるレベルの品質だと感じ、こんな製品を展開するブランドであれば信頼できるかもしれないと思いました。

入社を決めたもう1つの理由は、友人が何の迷いもなく「あいつは信頼していいよ!」と言い切った野口代表の人柄です。

MESSAGE 02.

ブランドを体現できる製品とはどのようなものかを、常に考えています。

入社当時は過去自分が店舗側の立場だった経験を活かして店舗をメインで担当をしつつも、まだ社員が少なく兼任が当たり前だったこともあり、店舗以外にも多くの業務に携わってきました。ほとんどが未経験でしたが、今考えると視野を広く多角的に考えることができるようになったのはこの経験があったからだと思います。
その後それまで野口代表が主導していた製品企画を自分に担当させてほしいと志願し、2016年頃からメインで担当することになりました。

製品企画の仕事は、製品をコンセプトから企画し付与したい価値を具現化する仕事です。製造自体はOEM先に委託しているので、役割としてはディレクターのようなイメージですかね。
BULK HOMMEというブランドを軸にコンセプトを考え、生み出したい製品価値のゴールを設定し、OEM先と協業しながら処方やテクスチャなどを相談し、サンプルが出来たら検証し改良し、納得がいくレベルに至るまで何度も繰り返して完成まで持っていきます。また、製品を販売するために必要な申請作業やエビデンス集め、訴求ポイントの資料化や、講習会で製品の魅力を社内外に伝えることも製品企画の仕事です。

BULK HOMMEというブランド名には、バルク(製品の中身)を何より重視しバルクファーストの考え方で作ったプロダクトである、男性の肌にとってどうあるべきかを追求しメンズスキンケアの基準であり王道のブランドになる、という意味が込められているので、それをブランドの土台である製品でしっかりと体現できるように日々没頭しています。

MESSAGE 03.

「とにかく最高の製品を作ってほしい」としか言わない、
潔い会社

製品企画目線でのBULK HOMMEの良さは、時代や流行に左右されるような「今売れる流行りの製品」を考えるのではなく、時代や年齢に関係なくどうしたら「もう1回使いたい」と思ってもらえる製品になるかを重視しているところだと思います。
どんなプロダクトでもマーケティングの力で最初の1回は使っていただくことが出来るかもしれない。ただ「もう1回使いたい」とか「これ好きだな」と思ってもらえるのは、製品自体の持つ力だと思っています。いい意味で空気のようにその人の人生に溶け込み、ちょっとだけ心を豊かにしてくれる、でも生活に欠かせない大切な存在になれる製品を作るのが目標です。

野口代表も決して「売れるものを作れ」とは言いません。「最高の製品を作ってほしい」とだけ言い続けています。これは、誰もが使い続けたいと思う品質と体験を提供できるプロダクトを指していると解釈しています。高品質を目指す上で余計な制限がかからないように、まずは原価を無視して企画しどうしたら理想を形にできるかを自由に考えるプロセス踏むことができるのも、BULK HOMMEのブランドネームを体現したバルクファーストの製品設計に必要なことです。「余計なことは考えなくていいからとにかくいいものを作ってくれ」って、簡単なようで意外と言えない、潔ささえ感じる方針だと思います。

今回のインタビューで企画の仕事に向いていると思う背景を聞かれたときに気が付きましたが、私は子供の時から目に入るもの全てに対して「自分ならどうする?」と無意識に考えるクセがあったんです。モノでもコトでもターゲットを変えたときにどう変化するのかを想像したりとか。それがそのまま活かせるので今の仕事は自分に合っているのかもしれないですね。
製品はブランドの要であることを常に意識しながら、これからもさらにBULK HOMMEが世界中で愛されるブランドになるよう注力していきたいと思います。